2020/03/16
いつか使うだろう。
そう思って大事に保管していたサーバーを、去年の暮れに思い切って捨てました。
清水の舞台から飛び降りて、血だらけになる気分で捨てました。
写真は、10年以上前にWebサイト公開の自宅サーバーとして利用していたサーバー群とその愉快な仲間たちです。
自作パソコン1台で始めた自宅サーバーでしたが、アクセス数がどんどん増えていって、気がついたらこんだけのサーバー数になっていました。
自宅サーバーを運営していて、色々と勉強になりましたが、以下の3点が特に勉強になりました。
・ルーターが死ぬ。
アクセス数が多くなると、まずはルーターが死にます。死なないようにお高い(20万円弱)ルーターに代えても死にました。
なので、ルーターを自作パソコンで作成しました。写真の真ん中にある赤いパソコンがルーターです。
通常の3倍速いと言われている赤い筐体で作成しました。パソコンルーターに変更してからは、ルーターが死ぬことはなくなりました。
・ラックマウントタイプのサーバーを自宅で使うもんじゃない。
黒いサーバーの上に載っている、白い筐体のサーバーがラックマウントタイプのサーバーです。
重ねられるし、場所を取らないのでいいと思ったのですが、スイッチを入れると冷却FANの爆音がもの凄いです。
髪を乾かすドライヤーのスイッチを「強」にして、さらにターボスイッチをONにしたような音が出ます。
こんなのが3台もあるのですから、かなりヤバイです。
・ハードディスクが壊れる。
24時間動いているので、ハードディスクがよく壊れました。
ミラーリング(RAID1)していたので、復旧作業はさほど手間ではありませんでしたが、ミラーリングしていなければ、どんだけ手間を取られたのだろうと思うくらいよく壊れました。
壊れたハードディスクは、情報漏洩しないように「ピーマン」というディスク完全消去ツールでデータを消してから、近所にやってくる廃品回収のおじさんに渡しました。
今回サーバーを捨てる際に、40GBとか、80GBのハードディスクが、36台出てきました。
今では雑魚レベルのハードディスクなので、これも全部捨てました。
36台のハードディスクをピーマンでデータ消去するには、途方もない時間がかかるので、物理的に壊しました。
基板をハンマーで砕き、プラッターに電気ドリルで穴を開けました。
色々と思い出が詰まったサーバーですが、保管するにはとにかく場所を取るので、今回思い切って捨てることにしました。
ありがとうサーバー群とその愉快な仲間たち。
キューロ小坂でした。