2019/07/01
こんにちは、さかたです。
2019年10月1日からついに消費税10%が始まりますね。
一部の軽減税率対象品目を除いて全て増税になるので、余裕を持った準備が大切です。
私の担当業務の1つである通販サイトの代行管理でも増税に向けて販売価格や消費税率を変更しないといけないクライアント様がいらっしゃいます。
通常の販売価格変更の場合、クライアント様と決めた日付に内容修正でOKなのですが、消費税が変わるとなると簡単にはいきません。
いつの注文分から増税?増税後に返品されたら?送料はどうなる?
店舗側の疑問はたくさんあると思います。
なので、今回はそのあたりの疑問について回答します。
【いつの注文分から消費税10%?】
「10月1日から増税だから、9月30日までに注文しておけばOK~♪」と考えている方、
大きな間違いです。
少し難しい話になりますが、基本的にインターネットの販売は「資産の譲渡」に該当します。
その為、「資産を引き渡した時」が消費税を計上するタイミングです。
この「資産を引き渡した時」とは、出荷日・納品日となり、9月30日以前に注文を完了していても発送や納品が10月1日以降だったら消費税は10%になります。
つまり、消費税10%のタイミングは店舗ごとに異なるのです。
とは言え、多くの方が「消費税10%は10月1日以降に注文した分から」と思っているでしょう。なので、店舗側が正しい処理をして消費税10%で請求してもお客様はすぐに納得せず
トラブルに発展する可能性があります。
店舗側は事前にページ内で消費税10%のタイミングを知らせておいた方がいいですね。
【消費税増税前に購入された商品が増税後に返品された場合はどうなる?】
この場合、消費税増税前の税率で返金しましょう。
つまり、108円(消費税8%)のものを10月1日以降に返品された場合でも返金するのは110円(消費税10%)ではなく、108円(消費税8%)です。
【送料はどうなるの?】
もちろん、配送会社は増税対象なので、送料は値上げします。
なので、企業努力で送料据え置きをしない場合は、こちらも変更しないといけません。
一部、軽減税率の対象品目があり、それらを取り扱っている店舗は何も変更しなくていいと思うかもしれませんが、「送料が上がる=コストが上がる」ということなので、少なくとも利益がマイナスにならないか検討した方がいいですね。
以上、消費税増税に伴う疑問点に回答してみました。